金融庁“財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準(令和元年)"における IT に係る業務処理統制に該当するものはどれか。

  1. 外部委託に関する契約の管理
  2. システムの運用管理
  3. システムの開発・保守に係る管理
  4. 利用部門によるエラーデータの修正と再処理

出典:令和2年度 システム監査技術者試験 午前2 問10




正解:エ
当該基準におけるITの統制は下記の2つからなり、独立したものではなく一定の関係性が生じています。
全般統制:業務処理統制が有効に機能する環境を保証する活動
業務処理統制:業務を管理システムにおいて、承認された業務がすべて正確に処理・記録されることを確保するためのプロセスを組み込んだ統制

回答ア:
誤りです。
ITに係る全般統制の内容です。

回答イ:
誤りです。
ITに係る全般統制の内容です。

回答ウ:
誤りです。
ITに係る全般統制の内容です。

回答エ:
正しい記述です。
ITに係る業務処理統制として記載されている内容です。下記の4点があげられています。
・入力情報の完全性、正確性、正当性等を確保する統制
・例外処理(エラー)の修正と再処理
・マスタ・データの維持管理
・システムの利用に関する認証、操作範囲の限定などアクセスの管理