ブロードキャストストームの説明として、適切なものはどれか。

  1. 1台のブロードバンドルータに接続する PC の数が多過ぎることによって、インターネットへのアクセスが遅くなること
  2. IP アドレスを重複して割り当ててしまうことによって、通信パケットが正しい相手に到達せずに、再送が頻繁に発生すること
  3. イーサネットフレームの宛先 MAC アドレスが FF-FF-FF-FF-FF-FF で送信され、LAN に接続した全ての PC が受信してしまうこと
  4. ネットワークスイッチ間にループとなる経路ができることによって、特定のイーサネットフレームが大量に複製されて、通信が極端に遅くなったり通信できなくなったりすること

出典:令和2年度 システム監査技術者試験 午前2 問22




正解:エ
ネットワーク内の通信が延々とループしてしまう「ブロードキャストストーム」についての問題です。
誤ったネットワーク機器の接続によって引き起こされ、発生すると正常な通信が難しくなります。

回答ア:
誤りです。
通信を処理するために必要な帯域の不足や性能不足などが考えらえれます。

回答イ:
誤りです。
IPアドレスの管理ミスにより、宛先への通信が届かないことがありますが、「ブロードキャストストーム」とは別物になります。

回答ウ:
誤りです。
ブロードキャスト通信の仕組みそのものであり、「ブロードキャストストーム」とは関係がありません。

回答エ:
正しい記述です。ネットワーク機器の接続が不適切であることによって引き起こされます。