VRIO分析はどれか。
- 環境要因を外部環境の機会と脅威、内部環境の強みと弱みに分類し、それら四つの組合せから重要成功要因を導出する。
- 自社の経営資源について、経済的価値、希少性、模倣困難性、組織の四つの観 一点で評価し、市場での競争優位性をどの程度有しているかを分析する。
- 市場成長性の高低と自社の市場シェアの高低から、自社の事業を、金のなる木、花形、問題児、負け犬の四つに分類し、経営資源の配分を検討する。
- 複数の重要成功要因を、財務の視点、顧客の視点、内部ビジネスプロセスの視点、学習と成長の視点の四つに分類し、相互の関係性を踏まえて戦略目標を定める。
出典：令和2年度 システム監査技術者試験 午前2 問24
正解：イ
「VRIO分析」とは自社の経営資源が競争優位性を生み出せるかを評価するフレームワークです。
名前は下記評価項目の頭文字から構成されています。
・Value（経済的価値）
経営資源が顧客ニーズを満たすことに寄与しているか。
・Rarity（希少性）
経営資源を保有している競合他社がどれぐらい存在するか。
・Imitability（模倣困難性）
競合他社が当社経営資源の模倣が困難であるか。
・Organization（組織）
経営資源を有効活用できる体制が整っているか。
本問は「VRIO分析」の説明として正しい回答を選びます。
回答ア：
誤りです。
「SWOT分析」の説明です。
回答イ：
正しい記述です。
回答ウ：
誤りです。
「プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント」の説明です。
回答エ：
誤りです。
「バランス・スコアカード」の説明です。