関係データベースのビューに関する記述のうち、適切なものはどれか。
- ビューの列は、基の表の列名と異なる名称で定義することができる。
- ビューは、基の表から指定した列を抜き出すように定義するものであり、行を抜き出すように定義することはできない。
- 二つ以上の表の結合によって定義されたビューは、結合の仕方によらず更新操作ができる。
- 和両立な二つの表に対し、和集合演算を用いてビューを定義することはできない。
出典：令和3年度 システム監査技術者試験 午前2 問21
正解：ア
データベースのビュー機能について、正しい説明文を回答する問題です。
ビューとは実態を持たない仮想の表であり、表を参照するためのSQLで構成されています。
回答ア：
正しい記述です。
元の表の列名にとらわれず定義することができます。
回答イ：
誤りです。
ビュー作成時にWHERE句を用いることで特定の行を抜き出すことが可能です。
回答ウ：
誤りです。
更新可能なビューもありますが、集約関数を含むなど、ビュー作成時の結合の仕方で更新できないケースがあります。
回答エ：
誤りです。
ビュー作成時にUNIONを用いることで複数の表の行を連結することが可能です。