システム監査技法であるITF(Integrated Test Facility)法の説明はどれか。
- 監査機能をもったモジュールを監査対象プログラムに組み込んで実環境下で実行し、抽出条件に合った例外データ、異常データなどを収集し、監査対象プログラムの処理の正確性を検証する方法である。
- 監査対象ファイルにシステム監査人用の口座を設け、実稼働中にテストデータを入力し、その結果をあらかじめ用意した正しい結果と照合して、監査対象プログラムの処理の正確性を検証する方法である。
- システム監査人が準備した監査用プログラムと監査対象プログラムに同一のデータを入力し、両者の実行結果を比較することによって、監査対象プログラムの処理の正確性を検証する方法である。
- プログラムの検証したい部分を通過したときの状態を出力し、それらのデータを基に監査対象プログラムの処理の正確性を検証する方法である。
出典:令和3年度 システム監査技術者試験 午前2 問5
正解:イ
ITF(Integrated Test Facility)とはシステムを監査する手法のことで、
ダミーデータを用いて想定通りの動作・結果が得られるかを検証します。
回答ア:
誤りです。「監査モジュール法」の説明です。
回答イ:
正しい記述です。
テストデータと期待する結果を照合して検証します。
回答ウ:
誤りです。「並行シミュレーション法」の説明です。
回答エ:
誤りです。「スナップショット法」の説明です。