システム管理基準(平成30年)において、経営陣がITガバナンスを成功に導くために採用することが望ましい原則としているものはどれか。
- 監視、情勢判断、意思決定、行動
- 計画、組織化、命令、調整、統制
- 顧客重視、リーダーシップ、人々の積極的参加、プロセスアプローチ、改善、客観的事実に基づく意思決定、関係性管理
- 責任、戦略、取得、パフォーマンス、適合、人間行動
出典:令和4年度 システム監査技術者試験 午前2 問8
正解:エ
経済産業省の「システム管理基準」にて記載されているITガバナンスの原則についての問題です。
キーワードがストレートにシステム管理基準に記載されていないため、注意が必要です。
回答ア:
誤りです。経営層の一般的な役割であり、「システム管理基準のITガバナンス原則」としては不適切です。
回答イ:
誤りです。こちらも経営管理理論の内容であり、「システム管理基準のITガバナンス原則」と直接関係はありません。
回答ウ:
誤りです。「ISO9000(品質マネジメントシステム)」における「品質マネジメントの原則」の内容であり、システム管理基準と直接関係はありません。
回答エ:
正しい記述です。
しかしシステム管理基準に直接それぞれの記載がされているわけではありません。内容自体は「JIS Q 38500のITガバナンス」と一致したものです。
システム管理基準と、ISO 38500のつながりが明言されていないため、正答の根拠として裏付けが難しい問題です。。
出典:https://www.jisc.go.jp/