新システムの開発を計画している。提案された 4 案の中で、TCO (総所有費用)が最小のものはどれか。ここで、このシステムは開発後、3年間使用するものとする

  1. A案
  2. B案
  3. C案
  4. D案

出典:令和5年度 システム監査技術者試験 午前2 問12




正解:ウ
TCO(Total Cost of Ownership)についての問題です。
TCOとはシステム(その他サービスや物品の購入など含む)の調達から廃棄までの一連の費用の総額のことです。

新たにシステムと導入する際に将来的に渡ってかかる費用を試算する際に用いられます。
本問では各案ごとにかかる費用が提示されており、どれが一番費用が低いかを計算します。
ランニングコストとなる「ネットワーク通信費用」、「保守費用」、「システム運用費用」は3年間使用(3倍)で計算します。

回答ア:
誤りです。
30 + 30 + 5 + 60 + 18 +18 = 161で中間となる費用です。

回答イ:
誤りです。
30 + 50 + 5 + 60 + 15 + 12 = 172で最も高額です。

回答ウ:
正しい記述です。
40 + 30 + 5 + 45 + 15 + 18 = 153で最も少額です。

回答エ:
誤りです。
40 + 40 + 5 + 45 + 15 + 12 = 157で中間となる費用です。