UMLを用いて表した図のデータモデルを関係データベース上に実装する際の解釈のうち、適切なものはどれか
- “指定送付先”を指定する際、“付加情報”表のどの行でも選択できる。
- “付加情報”と“顧客”表の行数は一致していなければならない。
- “付加情報”表には“顧客”表に対する参照制約を指定する。
- “付加情報”表には“注文”表に対する参照制約を指定する。
出典:令和5年度 システム監査技術者試験 午前2 問21
正解:ウ
UMLを用いたデータモデルから多重度(カーディナリティ)と制約を考慮し、正しい解釈をした回答を選択する問題です。
回答ア:
誤りです。注文の制約に「~その""付加情報""の注文主と""注文""の顧客は一致すること」とあるため、一致しない行は選択できないことになります。
回答イ:
誤りです。顧客(1)に対し付加情報(多)となっているため、""1対多""という関係になります。
回答ウ:
正しい記述です。顧客(1)に対し付加情報(多)となっているため、付加情報は必ず顧客表のいずれか1行を参照することになり、参照制約が適切です。
回答エ:
誤りです。参照制約は”参照する側”に指定する制約になります、参照される側となる付加情報に参照制約を指定する必要はありません。