金融庁“財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準 (令和5年)"における、内部統制の基本的要素である統制環境に該当するものはどれか。
- 職務の分掌
- 組織構造及び慣行
- 内部監査
- 内部通報制度
出典:令和6年度 システム監査技術者試験 午前2 問10
正解:イ
経済産業省のシステム監査基準にて記載されている「統制環境」についての問題です。
内部統制の基本的要素は以下の6つに分類されます。
1.統制環境
2.リスクの評価と対応
3.統制活動
4.情報と伝達
5.モニタリング
6.ITへの対応
「統制環境」とは組織内の気風を決定し、組織内の全ての者の統制に対する意識に影響を与えるものとなり、他の基本的要素のベースとされるような位置づけになります。
回答ア:
「統制活動」に含まれる内容であり不適切です。
回答イ:
正しい記述です。「統制環境」の1つとして挙げられている事項のひとつです。
回答ウ:
「モニタリング」に含まれる内容であり不適切です。
回答エ:
「情報と伝達」に含まれる内容であり不適切です。
出典:https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kigyou/kijun/20230407_naibutousei_kansa.pdf