ヒューマンエラーに起因する障害の低減策の一つに、エラープルーフ化がある。エラープルーフ化の五つの原理のうち、作業ミスによるエラーの発生を未然に防ぐための原理の組みはどれか。

[エラープルーフ化の五つの原理]
 ・異常検出:エラーに気付くようにする。
 ・影響緩和:影響が致命的なものにならないようにする。
 ・代替化 :人が作業をしなくてもよいようにする。
 ・排除  :作業や注意を不要にする。
 ・容易化 :作業を易しくする。

  1. 異常検出、影響緩和、排除
  2. 異常検出、代替化、容易化
  3. 影響緩和、代替化、排除
  4. 代替化、排除、容易化

出典:令和6年度 システム監査技術者試験 午前2 問12




正解:エ
エラープルーフとは人為的なミスが発生しないようにシステムや手順を設計することを指します。
問題分の”エラーの発生を未然に防ぐ”というポイントに注意します。

回答の「ア」、「イ」に含まれる「異常検知」はエラー発生後の配慮のため不適切です。
回答の「ウ」に含まれる「影響緩和」もエラー発生後の配慮のため不適切です。
回答の「エ」は作業前・作業中に配慮した設計に係るものでエラーを未然に防ぎえるものです。

よって正解は「エ」になります。