磁気ディスク装置、磁気テープ装置などの外部記憶装置とサーバとを、通常のLANとは別の高速な専用ネットワークで接続してシステムを構成する者はどれか。

  1. DAFS
  2. FAS
  3. NAS
  4. SAN

出典:令和6年度 システム監査技術者試験 午前2 問22




正解:エ
ストレージとサーバの接続方式に関する知識を問う問題です。
それぞれの技術の接続方式やアクセス形態の違いを理解していることが求められます。

回答ア:
NAS(Network Attached Storage)はファイル単位でアクセスする一般的なファイルサーバであり、特段高速なアクセスを実現可能としてものではありません。選択肢として不適切です。

回答イ:
SAN(Storage Area Network)は複数のストレージを1つにまとめ、サーバ間でファイルのやり取りを実現するネットワーク構成です。高速なファイルアクセスとは直接関係が薄く、選択肢として不適切です。

回答ウ:
FAS(Fabric Attached Storage)は1台のサーバでSANとNASのハイブリッド方式です。FAS自体はストレージ製品の一分類であり、問題の文脈から選択肢てとして不適切です。

回答エ:
DAFS(Direct Access File System)はRDMA(Remote Direct Memory Access)技術を使い、ネットワーク越しにCPUを介さず、直接メモリにアクセスすることで、極めて高速なファイルアクセスを可能にする仕組みです。正しい選択肢です。