JIS X 25010:2013(システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)-システム及びソフトウェア品質モデル)によれば、システム及び/又はソフトウェア製品の品質特性の定義のうち、“性能効率性”の定義はどれか。
- 意図した保守者によって、製品又はシステムが修正することができる有効性及び効率性の度合い
- 明記された状態(条件)で使用する資源の量に関係する性能の度合い
- 明示された時間帯で、明示された条件下に、システム、製品又は構成要素が明示された機能を実行する度合い
- 明示された状況下で使用するとき、明示的ニーズ及び暗黙のニーズを満足させる機能を、製品又はシステムが提供する度合い
出典:令和6年度 システム監査技術者試験 午前2 問23
正解:イ
JIS X25010とは「システムが要求された要件を満たしているか」、「利害関係者がシステムを通じて目的を達成できるか」、「それらが高い品質を持ち、支障なく運用できるか」を評価するための評価ガイドラインです。
品質特性は下記の8点に分類され、本問は「性能効率性」として正しい記述がどれであるかを問われています。
1,機能適合性
2.性能効率性
3.互換性
4.使用性
5.信頼性
6.セキュリティ
7.保守性
8.移植性
回答ア:
「保守性」に関する記述であるため、選択肢として不適切です。
回答イ:
正しい選択肢です。
”資源”とは、例えばソフトウェア、ハードウェア、材料(印刷用紙、貯蔵媒体など)が該当します。
回答ウ:
「信頼性」に関する記述であるため、選択肢として不適切です。
回答エ:
「機能適合性」に関する記述であるため、選択肢として不適切です。