OSS-DB Gold合格体験記
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Silver合格から間を置かず準備開始

2018年8月31日にSilver合格でひとまず諸事情による「OSS-DB Goldを9月末までに合格する」が現実的になりました。
ただ9月30日までピッタリ一ヶ月、Silverを二ヶ月の勉強で不合格した経緯から不安が募ります。
※実際この時点で公式Webサイトの問題集を数問見ましたがまったくわからずかなり焦りました・・・

翌日早速IT系の参考書コーナーを覗いてみますがGoldの参考書が一冊もありません、
LPIC(Linuc) Level3があるんだからOSS-DBも一冊ぐらいあってもよさそうですが・・・

とりあえずググって探してみます。既に合格している方のブログを見てみると、参考書があるにはあるようです、 以下の2冊で勉強を始めることにしました。

1.内部構造から学ぶPostgreSQL 設計・運用計画の鉄則 (Software Design plus)

Goldの試験対策本ではありません。
Postgreの仕組みについての参考書になりますが、ディレクトリ構造、プロセス、postgre.confの設定パラメータの解説など、 わかりやすく説明してあり、とてもためになったと実感しました。
とにかく読みやすい、割と楽しんで読んでいたような気がします。

2.LPI-Japan OSS-DB Gold 認定教材 PostgreSQL 高度技術者育成テキスト

セミナーの資料+問題集です。やや値段が張ります。
セミナー資料はパワポ資料と説明文の組み合わせで、これで4千円もするのかと思いましたが、貴重な問題集つきなので帳消しでしょうか。
過去のセミナー資料は公式サイトからダウンロードできるようなので、問題集が必要なければそれだけダウンロードするのでもいいかもしれません。

その他公式サイトにはGold用の問題集があるので、その3点を軸に勉強を進めていきます。

勉強について(2018年9月初旬~)

Amazonから取り寄せた「内部構造から学ぶ~」の本を1週間で1周読み終えます。以降は暇を見つけては開くようにしました、最終的に3週ぐらい読み直した気がします。
説明が少ないもの、理解できなかったものはPostgreSQLの公式Webマニュアル、及び技術系のブログで補足していきます。

技術系ブログよりも公式マニュアルのほうが説明が少ないこともあり、何が本当なのか判断が難しくなります…
このあたりからなるべくテキストを鵜呑みにせず裏をとることを意識し始めました。

例えばレプリケーションについては"説明が本当に正しいか?間違いないか?実際にコマンドを打って確かめる"ようにしました。
その後程度のさはありますが、裏を取る時間が勉強時間の多くを占めるようになりました。

コマンドや設定によってはPostgreの挙動が怪しくなるので、VirtualBoxのスナップショットで何度もインストール直後に戻しては、確認を繰り返します。
主に裏とりの確認をした内容はストリーミングレプリケーション、システムカタログ、postgres.confの設定を少々です。

問題集にひたすら挑戦(2018年9月中旬~)

試験まで20日を切ったあたりで、「認定教本」と公式のWebサイトの問題集を解き始めます。
どちらもほとんど不正解でしたが、問題に出てきたキーワードをひたすらWebで検索しては理解していく日々が続きます。

当時公式Webサイトはスマホ対応しておらず、「認定教本」は大きすぎて携帯が難しかったので、基本は家で勉強、移動中は「内部構造から学ぶ~」を読む感じです。

その他Androidアプリで問題集を購入して勉強しましたが、あまり使いませんでした、こちらは最後に記述します。

最後の追い込み⇒受験(2018年9月下旬~)

残り10日くらいになりまして、受験の日程を考えました。
「認定教本」と公式の問題集は2週目で6~7割という正答率だったので、合格ライン70%を考えると大いに不安です。


試験の問題傾向を知るために、一度不合格でもいいので受験し、その次の週(31日)に本受験しようとも思いましたが、 結局は一発勝負にしようと決めました。※OSS-DBは再試験目まで時間を空けなくても受験できる

この頃は9月中旬と勉強の仕方は変わりませんが、一部捨てようと思っていたカテゴリを勉強するようにしました、 何故捨てるのかといえば自信がなかったので、代わりに他を完璧にしようという思いからなのですが、そうも言っていられなくなりました。
※ちなみに捨てようと思ったのはテーブル・インデックスファイルのサイズ計算です。

いざ受験!

正答率70%が合格ラインとされていて、結果↓

セクション正答率(%)
運用管理55%
性能監視66%
パフォーマンスチューニング83%
障害対応83%

スコアは70でジャスト合格ラインに達成!これにて2018年の資格勉強はひと段落を迎えました。
セクションごとの偏りは、力の入れ具合がかなりは暗影されているなと感じました。

総括

かなりの運がよかったかと思います。
初見の問題が結構あったのですが、今までの勉強から消去法でそれっぽい回答を選んだのが正解だったためかと、ちょっと違う問題が出たら悲惨な結果になっていたかもしれません。

問題はシステムカタログについての内容が多かったような気がします(pg_locksビューで実行中のSQLが見れるかなど)。
システムカタログが頭に入っていたらかなり安定するのではと思いました。

その他はVACUUM、ANALYZEの実行条件、タイミング、影響するパラメータなどが多かったです。

また捨てようと思っていたテーブルファイルのサイズ計算も出ました、char型のサイズがわからず撃沈しましたが・・・

とにかく参考書が少ないのでPostgreSQLの公式Webマニュアルは必読になります。
かつ問題集に出てきた内容は公式マニュアルか実機で裏をとらないと、問題文に出てくるキーワードが分からず混乱してしまいます。
あまりに参考書がなかったためAndroidアプリの問題集をひとつ購入しましたが、公式で解説されていない内部の解説があり、不安になって読むのをやめてしまいました。

※例えば「zero_damaged_pagesパラメータをOnにすると、テーブルファイルのインデックスが破損していたとき、破損箇所を0埋めにして読み込みを可能にし、埋めた箇所はデータが失われる」のですが実ファイルを0埋めにするタイミングは?という問題で、解説にはVACUUM(あいまいですがANALYZEかも?)が実行された時に行われるとあります。
そのとおりかもしれないのですがこれを確かめる術がなく、不安で読み続けることができませんでした。公式でもっとこのあたり詳しく資料出して・・・

↓勉強時間など

勉強期間1ヶ月
1週間の勉強時間15時間前後?
合計勉強時間100時間

※この記事はOSS-DB Silver対策問題集(http://oss-db-taisaku.net/myabout/certificate_gold.phphttp://oss-db-taisaku.net/myabout/certificate_gold.php)より記事を移設したものです。

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