OSS-DB Silver合格体験記
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受験を決めるまで(2018年1月~4月)

仕事上でDBのパフォーマンスに気を配ることが多くなり、「2018年はデータベースの知識を深める年にしよう!」と2018年1月ぐらいに思い立ちました。

ただ漠然と勉強というのもモチベーションが続かないので、勉強によってどれぐらい理解が深まったか、客観的に評価できるようにしたいと思い、データベース関連の資格取得をゴールに設定し、活動開始!

当時データベースの資格はというと、メジャーどころでは国家資格の「データベーススペシャリスト」と、LPI-JAPANの「OSS-DB」があり、とりあえず直近4月に行われる「データベーススペシャリスト」の受験勉強を開始します。

仕事で10年ほどPostgreSQLを触っていたこともあり、基本的なSQLについてはちょっと自身がありましたが、致命的に文章の読解力がない&そもそも基礎知識が欠けていたため午後試験に苦戦、 結果的に「データベーススペシャリスト」は落ちまして、今思えば幸先の悪いスタートとなりました。。。※合否を知るのは8月のことでしたが

試験終了後、特に通勤中読みたい文庫本もなかったので、切り替えてOSS-DBの参考書を探します。IT系の試験対策コーナーにOSS-DB Silverの参考書・問題集が見つかり、下記2点を購入、4月末からOSS-DBの合格に向け試験勉強を開始しました。
※このときのスケジュール感は、ざっくり9月までに「OSS-DB Gold」とるつもり。

OSS DB-Silverの受験※1回目(2018年5月~6月)

参考書の黒本を軸に勉強を進めていきます。解説が充実していて助かります。
また併せて公式のサンプル問題集を解いていきました。こちらも解説の情報量に満足、スマホの閲覧には不向き。
※2020年4月1日に確認したところレスポンシブでスマホ対応してました。

勉強時間は基本通勤時間に黒本を開き、家で少し公式の問題集を解く感じです。
たまにサボるので、週2~3時間ぐらいの勉強量だったと思います。
緑本は正規化の解説・問題がしっくりこなかったので、それ以降のページを開くことはありませんでした。

黒本は初見で各章4割ぐらいしか正解しませんでした、一周終わったところで満足し、 間違えたところを暗記します。
IPA午前対策のようなやり方で進めながら、6月末を受験の目処としました。理由は後々OSS-DB Goldを、諸事情により9月末までに合格したかったためです。

いざ受験!

正答率64%が合格ラインとされていて、結果↓

セクション正答率(%)
一般知識50%
運用管理53%
開発/SQL62%

何一つ合格ラインに達していない・・・スコアは56で惜しくもなんともない落ち方です。
受験PCで不合格表示を見ることがこんなに辛いとは思いませんでした・・・受験料とせっかくの日曜日が台無しになります。

さすがに不合格のダメージが大きかったので、まじめに勉強に取り組むことを心に決めました。

OSS DB-Silverの受験※2回目(2018年7月~8月)

勉強方法を見返します。変わらず主軸となる勉強は下記の2点。
・黒本
・公式の問題集

ただ同じ勉強方法の繰り返しだと不安になるので、変化を加えます。

1.通勤時間中の音声学習(Amazon Polly)

仕事で疲れていると通勤時間で参考書を開くことは難しいし、満員電車であれば迷惑にもなるので思ったように勉強ができません。
そこでスピードラーニング(やったことないですが・・・)のようにハンドフリーで勉強できるようにしてみようと思いました。

そこで目をつけたのがAmazon Pollyです。
音声の読み上げサービスで、自由にテキストを音声ファイルに変換できます。

長ったらしいテキストは頭に入ってこないので、短めの音声ファイルをいくつか作成し、ランダム再生して頭に叩き込みます。
ちなみに作成した音声は↓こんな感じです。

postgre.confルールの音声
※音声が流れます

ハンドフリーでなかなかいい感じだったのですが、音声ファイルを作る手間がかかるため、大量に用意することはしませんでした。
何が手間かというと、英単語がアルファベット読みになってしまうためカタカナに変換する必要があったり、単語のニュアンスや句読点で間を調整しないと不自然な音声になってしまう点です。

2.ひたすら音読!

家の中限定ですがやはり声に出して問題を読む、解説を読むようにしました。

たまに解説どおりにではなく、誰かに説明するよう自分なりの言葉に代えるなどしてやったりもしてました。

本当に理解していなければ他人に説明できないとはどこかで聞いたことがありますがまさにそのとおりかなと・・・
問題を見ればなんとなく内容がわかるのですが、何も見ずに自分の頭の中の知識だけでいざ話し出すと言葉に詰まったりするんですよね。

3.風呂上りに勉強!

気分がのらないとなかなか参考書の内容が頭に入ってきません、逆に気分がいいとき、スッキリしたときはスムーズに頭に入ってきます。

当時サウナにハマってましたので、「サウナ⇒水風呂⇒外気浴」で整った後にリクライニングチェアで黒本を1時間ぐらい読む、というのを週2ぐらいでやってました。
このときが一番頭が回っていたような気がします。

7月~8月の勉強時間は1日1時間ぐらいでしょうか、毎日はできなかったので週5~6時間ぐらいだったかと思います。
その間問題集のサイトが見つかったので、そちらの問題も解いていきます。
※2021年3月26日に確認するとサービスが終了してました、諸行無常を感じます。

結果的に公式サイトの問題集は2週、黒本の問題集は2週、模擬試験を1週解いて8月末日に試験を予約しました。

いざ受験!

仕事を定時に切り上げ金曜の夜受験! 結果↓

セクション正答率(%)
一般知識87%
運用管理76%
開発/SQL87%

スコアは82となり合格ラインを突破!なんとか合格することができました!

総括

業務経験があっても、割と重箱の隅をつつく問題が多く、IPAのように丸暗記するだけでは対処できない問題が多い印象で、 コマンドごとにできること、できないことの区別がつかないと辛いです。(ALTER USER、GRANTなど)
これを覚えているかどうかでかなり結果が違ってくるのではないでしょうか。

SQLは私自身は業務で扱っていたためさほど注目してませんでしたが、使ったことがない関数やキーワードは一度は環境を用意して実行することをオススメします。
集合関数はNULLを計算に含めるのか?substringの第2引数はどの位置か?っというのは割と悩みました。

業務経験があれば基本的に黒本、公式サイトの問題集でほぼ問題ありません。
ただ公式サイトはスマホ用のレイアウトになっていないため使いづらさがあります。
※2020年4月1日に確認したところレスポンシブでスマホ対応してました。

未経験であれば環境の用意は必須かと思います。

↓勉強時間など

勉強期間4ヶ月
1週間の勉強時間1時間前後?
合計勉強時間100~150時間

※この記事はOSS-DB Silver対策問題集(http://oss-db-taisaku.net/pt/check_sql.php)より記事を移設したものです。

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